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今日もてくてく日和

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2024
05,19

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2008
04,10

«北斎展»

先月の話になりますが、「北斎展」に行きました。

北斎というと、やはり「赤富士」などで知られる「富岳三十六景」のイメージ。
しかし今回は版画だけではなく肉筆画の展示も多数ありました。
フランスとオランダに分蔵されていたものが、
海を越えて同時に里帰りする、というのが今回の目玉のようです。

また北斎漫画や挿絵、摺物など、
これまでに私が見たことのないものが多数展示されており、
パンフレット通り多くの「初めての北斎」に出会うことができました。

北斎展

最初に展示されているのは肉筆画でした。
これはもう、イラストレーションといった感じです。

鮮やかで細かくて、とても100年以上前に描かれたとは思えません。
色が美しいままに現在まで残っているのは、
上質な画材を使っていたからでしょうか。
着物の柄一つ一つまで細かく描かれていて、
思わず「キレイ・・・」と言葉がもれます。
しかも全く古い感じがしない。
現代でも充分通用するセンスには驚きです。

しかもこれらの肉筆画は、すべてが北斎の手によるもの
という訳ではないのです。
当時「北斎工房」といった、
北斎を中心とする北斎風の絵を描く集団がいたらしいのです。
これにはびっくり。
「ディズニーみたいなものってことかしら?」とはお母さんのセリフ。
まぁ、当たらずとも遠からずってところ?

北斎は引越しや改名が多かったことでも有名ですが、
画風もちょっとずつかわっていった気がします。

しかもどんどん新しいことに挑戦するバイタリティのある人だったようです。

一番笑ったのが「悪玉おどり」。
これは「悪玉おどり」の踊り方をイラストでレクチャーしているもの。
そもそも「悪玉おどり」自体があやしいのに、
それを懇切丁寧に描いているというところがさらに面白い。
昔の子供向けの雑誌に
ピンクレディーの振り付けイラストがついていたようなものなのかな?

今回は大きなキャンバスに描いたものではないので、
観覧者が多いなかで見るのは少したいへんでした。

しかしこれだけの北斎作品が一同に集まる機会は滅多にないと思うので、
じっくり見て楽しんできました。

やはり作品をたくさん見ると、その人の印象ってより鮮明になるものですね。

今回の「北斎展」では、北斎の人間臭い部分に触れた気がします。
また「北斎展」が行われたら、次回も必ず行きたいと思いました。

北斎展
名古屋市美術館
2008.2/9(土)~3/23(日)
一般1100円・高大生800円・小中生500円
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