2008 |
04,14 |
土曜日。朝ごはんの用意もすっかり整えて、旦那を起こしました。
「早く起きて。今日は出掛けるんだよ!」
「どこ行くん?むにゃむにゃ・・・(←まだ寝ている)」
「京都!」
「なんや、それ。『そうだ、京都へ行こう』のノリか?
俺は京都なんか行かへんのや~。まだ起きひんのや~~。」
と嫌がる旦那と一緒に京都に行ってきました。
10時前に家を出てインターの近くでちょっと渋滞したので、
12:30頃「祇園」に到着。
まずはお昼ご飯を食べに行きました。
祇園の風情たっぷりの石畳の路地にある、「ぎをん恵美」というお店です。
四条通りに垂直に走り建仁寺に通じる賑やかな通りにあるお店は、
扉を開放していたり店内が見えたり看板を出したりしているけれども、
一歩道を入るとやっているのかいないのか・・・・
という程静かで落ち着いた空間があります。
これ、これ。この凛とした佇まいが、祇園っぽくて素敵です。
そんな中にあって「ぎをん恵美」は暖簾の奥にある扉を開け、
とても入りやすい雰囲気になっています。
頼んだのは杉桶弁当(2800円)。
手桶の中に京料理があでやかに盛られています。
祇園情緒たっぷりの町屋の中で頂くおいしいお食事はまた格別です。
特に女性におススメのお店です。
食事の後は祇園界隈をぶらぶらしました。
祇園を離れる前によったのが、アイスクリームの「京きなな」。
昼食を食べた「ぎをん恵美」のすぐ近くにあります。
祇園の本店では、デパートの催事やお取り寄せでは食べられない、
「できたてきなな」というメニューがあります。
文字通り、併設する工房のできたての「きなな」を味わえます。
味は日替わりでお店のおまかせ、今回「京きなな」での目的はコレです。
私達が店内に入った時には、2階のテーブル席が満席でした。
しかし1階のカウンターテーブル(イスなし)なら、
メニューは「できたてきなな」のみですがすぐに食べられる
とのことなのでカウンターにしました。
しかも2階のテーブル席だと500円するものが、
紙カップ入りですが350円で食べられます。
なんて親切なシステムなの!
この日は「抹茶」。
クリームのようになめらかな舌触りに、きなこの風味。
美味!
「京きなな」でおいしいアイスクリームを食べた後は、「西本願寺」へ。
「西本願寺」は、京都に17ある世界遺産のうちの一つです。
実は4月14日から3日間、なんと書院をはじめとするいくつかの建物と庭が
春の法要のため特別公開されるそう。
書院すっっごく見たかったのにぃ。よく調べてから行けばよかった~!
「そうだ、京都へ行こう」のノリで来てる場合じゃなかったぁ~。
それでも、「阿弥陀堂」の荘厳で華麗な佇まいに圧倒され、
ちょうどおつとめの時間だったこともあり、心穏やかに気持ちも洗われました。
「御影堂」は修復中で入れなかったけれど、
外塀沿いに「唐門」は見に行くことが出来ました。
豪華な彫刻に思わず見入ってしまいます。
唐獅子や麒麟や中国の故事などにちなんだ彫刻に
鮮やかにほどこされた彩色。
見事な彫刻に日が暮れるのも忘れて見とれてしまうことから
「日暮らし門」と呼ばれるのもよく分かります。
「西本願寺」を後にして向ったのは「東寺」。
「西本願寺」と同じく世界遺産です。
「東寺」というと五重塔と南大門というイメージですが、
感動的なのは「講堂」にある「立体曼荼羅」。
写真撮影禁止なので写真はありませんが、しっかり心に焼きつけました。
「講堂」の中は、普段は絵画として見ている曼荼羅が三次元化された世界です。
大日如来をはじめとする総勢21体の密教彫刻が安置されています。
薄明かりの中金色に輝く大日如来を中心とし、
大きさも位置も向きも立体的に安置された様子は本当に圧巻です。
東寺を出た時にはすでに5時近く。
今回の京都の旅はここまで。
「そうだ、京都へ行こう」
次回は夏の緑が美しい季節に訪れたいです。
ぎをん恵美
京都市東山区花見小路花町
075-525-0880
定休日:毎週月曜日
http://www.gion-emi.ne.jp/i/index.htm
京きなな
京都市東山区祇園町南側570-119
075-525-8300
11:00~19:00(L.O18:30)不定休
http://www.kyo-kinana.com/index.htm
西本願寺
京都市下京区堀川通花屋町下ル
075-371-5181(代)
http://www.hongwanji.or.jp/
東寺
京都市南区九条町1
075-691-3325