2007 |
10,22 |
«ヘアスプレー»
現在ラシックの1階には、20日から公開されている映画
「ヘアスプレー」で実際に使用された衣装が飾られています。
「ヘアスプレー」は1987年のオリジナル映画をもとに、
2002年にブロードウェイでミュージカル化。
今年の7月には日本でも上演される大ヒットミュージカルとなりました。
私はオリジナル映画を見たことはありませんが、
今回の映画化では「ミュージカル映画」と呼ぶにふさわしく、
まるでミュージカルを見ているような賑やかな映画でした。
主人公のトレーシーを演じるのは1000人のオーディションで選ばれた
シンデレラガール、18歳の新人ニッキー・ブロンスキー。
その母親エドナを演じるのは、
クィーンサイズの女装で登場するジョン・トラヴォルタ。
このBIGな二人が登場するだけでHAPPYで楽しい気分になります。
その他にもミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケンなどのベテランから、
若手実力派までが勢揃い。
個人的には「TAXI NY」のクィーン・ラティファがいい味出しててよかったです。
基本的にはコメディで明るく楽しい笑いあふれる映画ですが、
「世の中の誰もが、HAPPYになる権利をもっている」
ということを改めて考えさせられました。
この映画は楽しいばかりでなく、
いくつもの「差別」もテーマの一つとなっています。
主人公のトレーシーはそれに「間違っている」ということの出来る
勇気のある女の子です。
トレーシーの明るく真っ直ぐな姿に、
太っていることを恥ずかしいことと思っていた母親エドナをはじめ、
まわりの人々は少しずつかわっていきます。
なかなか「NO」と言い辛い昨今、トレーシーのとる行動にほろっときたり・・・・
ニッキーの天真爛漫でチャーミングな笑顔に、
明るく伸びやかで気持ちのいい歌声。
どこかにバネがついているんじゃない?と思ってしまうほど、
コロコロとした体で軽快に飛び跳ねる楽しいダンス。
「ヘアスプレー」は、まさに私達に「HAPPY」を運んでくれる映画です!
ヘアスプレー公式HP
http://hairspray.gyao.jp/