«ダリ展～創造する多面体～»

ダリ展に行ってきました。

会期終了間近のためか、平日の昼間なのに結構混雑していました。
明日明後日の土日はすごい人なんだろうなぁ・・・

今回のダリ展は「ダリ生誕100年記念」プロジェクトの一環として、
スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団および
アメリカのサルバドール・ダリ美術館の全面的な協力のもとに開催されているものです。

絵画だけではなく、ダリ財団秘蔵の手稿やドローイング、
広告デザインや舞台衣装など、展示が多岐にわたっているのも特徴です。

ダリは、万博のパビリオンのプロデュースもしていたようです。
1939年のニューヨーク万博では、
「ヴィーナスの夢」というパビリオンを制作しています。
「海から生まれた美の女神ヴィーナスが生まれ故郷である海の底を夢見ている」
というのがテーマで、水槽の中を人魚に扮した半裸の女性が泳ぐなど、
万博としては異色でスキャンダラスな内容だったようです。

小さなモノクロの写真に写るパビリオンの様子を見ていると、
ダリがいかにイマジネーションの豊かな人物だったか、
ダリのもつ不思議な魅力にとりつかれてしまいます。
実物が見たかった！！

様々な形で表現されるダリの世界を見ていると、
その独特で不思議で奇妙な世界に引き込まれていってしまいます。