«驚きのクイズ»

Ｋ汰は幼稚園から帰ってくると、おやつを食べます。

「今日はこれ食べよっと。」
と言ってメントスを持ってリビングに行きましたが、
「そうだ。ママ～、ちょっと絵の具持ってきて～。」と言われました。
もしやメントスに絵の具を塗って食べる気では？
Ｋ汰ならやりかねんな・・・
「絵の具塗って食べちゃダメだよ！」と注意すると
「分かってる。クイズするの！」との返事でした。

絵の具を使ってどんなクイズをするのかと思ったら
「絵のメントスと本物のメントスとどっちが本物かあてるクイズだよ。」とのこと。
「ママ、横から見たらダメだよ。分かっちゃうから。上から見てよ。」
と言われたけれど、問題は見る角度じゃないよね？

「ママ、描けたから来て。どっちが本物か分かる？」
呼ばれていってみると、紙に丸く色が塗られた横にメントスが置いてありました。
「う、う～ん。こっちが本物かな？」と本物を指さすと
「えぇっ、どうして分かったの？！」と本気で驚いていました。

うっそ～。
こっちが聞きたいよ。その自信どこからくるのか。

«後の十三夜・ミラクルムーン»

今日は、171年ぶりに訪れた「後の十三夜」でした。

旧暦では3年に1度「うるう月」を入れて季節とのずれを調整しますが、
今年は171年ぶりに9月にうるう月が入り、
今日は今年二度目の十三夜「後の十三夜」となりました。

「後の十三夜」が珍しいということで「ミラクルムーン」とも呼ばれるようですが、
月自体はスーパームーンでも何でもなく、普通の十三夜だそうです。

せっかくの「ミラクルムーン」なので、今日は英会話の帰りの自転車で、
K汰と月の話をしながら帰りました。
「見て、K汰！今日のお月様大きいね、明るいね～。」と言ったら
「え～。別に明るくないよ。」とかえってきました。
そうなんだけどさ・・・

でもその後は「ママ、お月様がついてくるよ！」と幼稚園児らしい発言。
建物の影になると「もう、ついて来ないね。」
角を曲がって見えるようになると「やっぱりついて来てる！」
進行方向がかわると「いなくなっちゃったね。」
正面にあらわれると「あ～、まだいたねぇ。」
お前、なかなか忙しいな・・・

6時頃はまだ低いところにあり、雲の切れ間から時々顔をのぞかせる月は、
やっぱり大きくて明るくて、ちょっぴり神秘的に見えました。

«トナカイとシカの違い»

三連休に、Ｋ汰と二人で東山動物園に行ってきました。
夏休みの平日に行った時は、暑かったせいもあり
びっくりするくらい閑散としていた動物園も、
三連休だけあってとても賑わっていました。

前回も前々回も、「おおかみを見に行きたい」と言っていた割りに、
結局たどりつかなかったために見られませんでした。
今回こそ！ということで、行ってきました。

狼舎は新しくなったようで、広くてとってもきれいでした。
目の前で狼達が走り回ったりじゃれあったりする様子は迫力満点で、
Ｋ汰よりも私の方が釘付けになってしまいました。

狼を満喫した後は、その奥の動物も見に行ってみました。
「Ｋ汰！真っ赤なお鼻の～トナカイさんはぁ、のトナカイがいるよ！」
と歌いながら教えてあげていたら、すぐ後から来た親子連れのお母さんも、
同じ歌を歌っていました。
やっぱりみんな歌いたくなるんだね。

その後帰りがけにシカの前を通るとＫ汰が
「ママ！シカのお顔に枝みたいなのがついてるよ。」と言ってきたので、
「あれは枝じゃなくて、トナカイと同じ角だよ。」と教えてあげました。

「へぇ・・・。じゃあ、トナカイとシカの違いは、飛ぶか歩くかってこと？」

一瞬「え？」と思いましたが、そういうことね。
「サンタさんのトナカイは特別なトナカイだから飛ぶけど、
動物園のトナカイは飛ばないよ。」と教えてあげると
「えぇ～、Ｋ汰サンタさんのトナカイにいてもらいたかったなぁ・・・」
とつぶやいていました。

面白かったので、家に帰ってから旦那にその話を教えてあげました。
旦那が「Ｋ汰、動物園のトナカイは飛ばへんで。」とＫ汰に言うと、
「やっぱりそうだと思った。だって、動物園のトナカイ飛んでなかったしね。」
と知ってましたけど的に答えていました。

«カプリコはアイスじゃない»

病院の帰りにコンビニに寄ったら、Ｋ汰に
「ママ、ちょっと買って欲しい物がるから、こっち来て。」
と言われました。
いつもなら買わないところですが、
病院でいつもよりも上手に処置を受けられたので、
いちごのカプリコを買ってあげました。

コンビニを出て自分の自転車のカゴにカプリコを入れると、
「アイスが溶けちゃうから、急いで出発しま～す！」
と言ってさっさと自転車を発進させるＫ汰。

もしかして、カプリコはアイスクリームだと思って買ったの？
「Ｋ汰、これはアイスじゃなくて、チョコレートのお菓子だよ。」
と教えてあげたけれど、
「中にチョコが入っているけど、これはアイスだよ。
だって、いつも食べるアイスと同じの（コーン）に入ってるじゃん！」
とアイスと信じきっている様子。
まぁ、いいか・・・

途中、道行く知らない人々に
「急いでいるので、お先に～。」と声をかけながら自転車を走らせ、
後ろから突然声をかけられてびっくりしたおばちゃんに
「あ、はい、どうぞ。」と返事をしてもらったりして家に着くと、
Ｋ汰はカプリコを冷凍庫にしまいました。

«はじめてのキャラ弁»

今日は、Ｋ汰の幼稚園のお別れ遠足でした。
Ｋ汰の幼稚園は遠足が一年に5回あるんだけど、
なんか多くない？
その度にお弁当を作らなければいけないのだけれど、
今までキャラ弁を作ったことはありませんでした。
だって、徒歩5分の公立幼稚園に入れずに、
あえて今の幼稚園に入れた理由の1つは、
お弁当を作りたくないから・・・というくらいですから。

とはいえ、「Ｍほちゃんはモンスターボールのおにぎり持ってくるんだよ。
Ｋ汰もモンスターボールのおにぎりがいいなぁ。」
と何度も言われると断りきれなくなってきて、
今回はモンスターボールのおにぎりに挑戦することにしました。

っていうか、モンスターボールってどんなんなの？
と思って調べてみたら、「ポケットモンスター」に出てくる
赤と白のツートンのボールで、なんだか簡単に作れそう。

実際簡単に作れたので、もう一つのおにぎりは違うキャラクターに挑戦してみよう。
そうだ、Ｋ汰が好きなミジュマルだったら作れるかも。

これ、知らない人が見たらただのパンダだな・・・という作品が出来上がりましたが、
起きて来たＫ汰に「これな～んだ？」と聞いたら
「やったー！ミジュマルだぁ！」と喜んでくれました。

以前ピカチューが幼稚園に遊びに来た時、Ｋ汰が
「今日は二重丸は来なかったんだよ。二重丸も来てほしかったなぁ。」
と言っていましたが、後々それは「ミジュマル」だったことが判明。

そんな言い間違いはいっぱいあって、
最近はミッキーマウスマーチを
「僕らのくろくろイーラーだ。（正しくは、僕らのクラブのリーダーは）」と歌ったり、
幼稚園のマラソンで教えてもらった「ピッ、ピッ、ファイト！」を間違えて覚えて
「ピッ、ピッ、ぱいと！」と元気よくかけ声をかけたりしています。
間違えている度に正しい言葉を教えていますが、毎回
「ママが間違ってるんだよぉ。」と言われるので、
結局私も「ぱいと！」と叫んでいます。

«かわいそうなパパ»

我が家はおこずかい制ではありません。
旦那は財布にお金がなくなると、「おい、金くれ。」と言います。

Ｋ汰と買い物に行った時、私が買いたくない物をＫ汰が欲しがると
「残念、ママお金がなくて買えないんだ。無い袖は振れないからさぁ・・・。」
と「ないんだから仕方ない作戦」を使うことがあります。

するとＫ汰が
「ママ、いつもパパが『お金ちょうだい』って言うから、お金がないんでしょ？」
と同情してくれました。
あ、なんかパパ悪者になってる？

Ｋ汰が「小学校の次は何？」と言うので「中学校。」と答えると、
次から次へと聞かれ、最後は「ずっと会社。」と答えました。
「Ｋ汰会社行きたくないなぁ。」とつぶやくので、
「でも会社に行かないと、お金がもらえなくて生活出来ないよ。」
と私が言うと
「じゃあ、Ｋ汰会社行くよ。
あれ？パパはなんで会社に行っているのに、お金がないの？」
と疑問に思ったようでした。

紛らわしくてごめん、Ｋ汰。
パパは自分で稼いだお金を自分のお財布に入れるために、
ママにお願いしているんだよ。
この誤解、しばらく続くな・・・

«ウソなの？ホントなの？»

最近、Ｋ汰のしょーもないウソが頻発。
「今日は幼稚園でお正月パン食べたよ。」
お正月パンって？？
「お正月の形のパンだよ。」
お正月の形って・・・

昨日は用事があって、Ｋ汰の幼稚園のお迎えから英会話、夕食と
Ｒらちゃんのママにお願いしたんだけど、
お風呂にまで入れてくれて家まで送ってくれました。
「今日はね、ＲらちゃんとＲらちゃんのパパとお風呂入ったよ。」
あれ？Ｒらちゃんのママから、今日はパパの帰りが遅いって聞いていたけど・・・
「違うよ。今日は早いお帰りだったんだよ。今はお家でお留守番してるんだよ。」

本当かウソかわかりにくい微妙なウソをつくんだよね～。

「今日はピカチューが来たよ。」
「今日はおかざえもんが来たよ。」
「今日はグランスピアーが来たよ。」
これはウソかと思っていたら本当だったし。

以前子育てのテレビ番組で先生が、「子供のウソはファンタジー。
『おばけさんが来て食べちゃったの』と言っても怒らないで下さいね。」
って言っていたけど、Ｋ汰は全然ファンタジーじゃない・・・